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見る・見せる

hakubutukan

陳列物のない博物館
先日、石見銀山の世界遺産登録のことを書きました。
文化遺産はある意味、歴史博物館なわけですが、登録までの経緯を含めて
考えてみると、いわゆる博物館が提示する資料とは大きく違う観点がある
ように思いました。
博物館の場合は資料を収集して、調査して、整理して、展示するという一
連の作業の結果として陳列されたものを我々は見ます。
博物館の価値は収集品の質と量に左右されると思いますし、その見せ方を
計算しながら博物館の器を設計、建設します。

一方、世界文化遺産は既にあるものをいかに生かし、後世に残していくか
が最大の視点であり、その認められた価値を下げる存在をいかに排除して
いくかに腐心しなければならないようです。
だから、今の価値観や生活様式で当たり前のことであっても、それは邪魔
者になる場合が十分に想定されます。
何しろ陳列する器があるわけではなく、我々の生活と直接かかわっている
場合が多いのですから。
そこに人々の日常生活がある場合の難しさを想像することができます。

世界遺産のスケールまでいかなくても近代化遺産と呼ばれる明治以降の日
本の建築、土木の遺構も博物館の内部にあるわけではないので、その価値
が認められたとしてもどう残していくかは、個別の対象ごとに課題が生まれ
特に地域の皆さんで考え、議論していく過程が必ず必要になることでしょう。

テーマ : 懐かしさを覚える情景
ジャンル : 写真

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No Subject

こんにちはw

世界遺産に選ばれるという事は、名誉(?)な事かもしれませんが、
その実、大変そうですよね。
自然環境では、人の手を最小限入れてはいけないらしく、生態系に狂いがでてくるそうです。
本来の姿なんでしょうけど、野生動物が異常繁殖したりで…。
人との共存が難しいようですね。

あくまでも、人間からの視点でしょうけど…維持するには、大変な事のようです。

No Subject

ものろ~ぐにコメントが書けませんでした(^^;
世界遺産。増えることは良いのですけどね。。。
ポチ♪

No Subject

土間 懐かしいです
古民家や 古い町家を 大事に手入れしながら 住み続ける
というのも 建築遺産を遺す 方法だと思いますが
生活の場であれば 現代の生活スタイルに合わせて
部分的に 必要なリフォームを施していく という選択肢も
当然あるわけだし そのままの形で遺すのは なかなか難しいですね
「近代化遺産」に登録されると いじれなくなっちゃうのかな?
個人のお宅で そういうことはないでしょうけどね(^ ^;)

No Subject

こもれびさん、こんにちは!
家の中の井戸ってはじめて見ました!
昔の家って日差しが優しいですね。
前のミシンの写真でもそう感じました。
こもれびさんのお話を聞いて、もう一度夢に向かってチャレンジしてみようかな・・・
そんな気になりました。
なんだかわかりませんね(笑)

No Subject

うーん確かに博物館の残していくというのと分けが違いますね。残して行った方が良さそうな物件が現実の日常生活の中にそのままの形で存在し続けていく分けですから、色々な博物館には無い困難が発生してきますね。一番の困難は現実世界に存在する事でマイナスとなるけども、遺産といて見た時に残すべきだと判断したモノ、どちらを優先させるか、選択が難しいですね。

chocoさんへ

その通りだと思います。
日本の森には原生林というのがわずかしかなく、多くは人工林です。
それはスギのような針葉樹を植えたものから、里山と呼ばれ人が使うことで自然萌芽して
更新する森もあります。
また原生林と呼ばれるところでも白神山地にように古くから人が入って狩猟したり山の恵み
を採取したりすることで森が続いてきたところもあります。
もし、人がまったく立ち入らなくなったら生態系が大きく変わってしまう可能性もあります。

takeさんへ

もう少し思案している間、コメント欄は閉じていますのでご容赦ください。

たびたまさんへ

登録文化財という制度では改変も可能です。
ですから使い続けながら文化財として残していくこともできるのです。
とはいえ、使いやすさを優先させてばかりで文化財の価値を壊してしまっては
本末転倒で、さじ加減が人々を悩ませることもまた事実ですね。

Myyさんへ

たしかに屋内の井戸は珍しいですよね。
雪の降る地方では、ありがたいんじゃないでしょうか。
近江八幡の方は用水を家に引き入れて生活用水に使っていますから
井戸が屋内にあるのは便利だと分かっているのに、何で主流にならないんでしょうかね。

farfarsideKさんへ

特に住み続けるという場合は、必ず欲求というものが出てきますから、
その欲求を満たしながらも、保存すべきは保存する塩梅が悩ましいですね。
現代生活では不便はあるけれども、それでも楽しさが上回るようになれば
しめたものです。

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