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屍―継承

sikabane

屍を乗り越えて
新たな生が息づく
 本日は長文になります。だらだらと書いていますので、読むのが面倒な方には最初に趣旨を。これで読まなくてもすみます(笑)

 地域で長く伝承されてきた固有の文化が継承されにくくなり、どんどん消えていき寂しい限りです。何とか残っていくようにしないといけない。

 で、あとはお時間のある方に。

 人類が発明した中の一つに文字があります。その前に言語があるわけですが、不思議なのはいろんな国語があって、大きくはアルファベット表記、漢字表記、イスラム表記となるでしょうか、いったいどこかで文字が発明されて伝播したのか、あるいは同時多発的というか他地域の影響を受けずに独自に文字が発明されたのか、今のぼくの知識では分かりません。

 文字というのは便利なもので、考えてみれば文字で記録が残されていることでたくさんの歴史を今ぼくたちは知ることができます。それが人類の発展、進歩に多大な貢献をしたことは紛れもない事実でしょう。

 ところで今日は情報がボーダレス、グローバルに受発信され、自分の住む地域、暮らす国だけでなく、行ったこともない国のことも知ることができます。これはこれで恩恵があると認めますが、功罪があるように思います。

 それは地域性の高いものが伝承されなくなっているという現実です。おのおのの地域が長い間、伝承、発展させ、その地域の風土となった文化の衰退が表出しています。その原因の大きなところは人、モノ、情報の交流にあるのではないでしょうか。

 交流が拡大する中で、平準化が進み、かつては生きる術だった地域固有のもの(特に衣食住)が存在感を失い、日々の生活の外の部分になってしまい、なくても生きていけるようになったのだと思われます。工場生産の食材、衣料、住宅(いわゆるツーバイフォーやマンション)で暮らしていけるのです。

 ぼくたちは記録として紙などに残された文字を基に継承できるわけですが、文字があることによって口伝という伝承が廃れてきてしまいました。もし一子相伝など、地縁血縁から受け継がれるような方法であれば、伝える側も受け継ぐ側もその責任をひしひしと感じながら伝承されるんじゃないでしょうか。

 文字で書かれると、書かれた紙そのものを保存していくことで役目が終わるので書かれている中身を個々が継承しようという動機を持ちにくいものです。でも、民俗芸能をはじめ口伝を中心とした継承方法は当事者本人の身体に記録が刻まれるので、真剣さを必然として持ち合わせることになるでしょう。武術などの奥伝も巻物が渡されるのも会得した人間に対してになります。分かりやすい例を挙げれば、方言も文字で残してもアクセントや発音は正確には伝わりません。話し言葉として音で伝えていかないと。

 何よりも1対1など、人と直接向き合って継承される意味は大きいはずです。それは森の中で天然更新していく植物にも通じる面がありそうです。グローバル化の時代だからこそ、その土地土地に受け継がれた個性(風土)の継承に心しないと、地域の伝統文化は消えていく一方です。

テーマ : 野山
ジャンル : 写真

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Re: 屍―継承

その土地の衣食住から文化が生まれ継承されるんでしょうね。
そのためにも地域を愛し、先人の知恵を学び、心豊かに生活
できるようになりたいものです。

Re: 屍―継承

各地で伝統行事や伝承が失われていく中で、それらを受け継ぐ努力も行われています。若い人が加っているところもあります。形だけではなく心もともに伝えてほしいですね。

Re: 屍―継承

記事、全部読ませていただきましたが
・・・難しい・・・。

ちょっと違うかもしれませんが、たとえばメール。
今は電話や手紙を書かなくても、メールで済ませてしまうことが多いです。
手紙って、その人だけの筆跡や、書いてる時間とかまで伝わって
とてもあたたかいもので、もらうとうれしいのに、
ついメールで終わらせてしまう。
悲しいなぁと思います。
(伝統とかとは違いますが。。。)

↓のコメントの「通せんぼしてるのは他者ではなく自分かも」というのにガツンときました。

Re: 屍?継承

親から子へ伝えられる、例えば料理。
なんかも、その家の文化継承ですよね。
私の身近なところで、信州にある野沢菜漬け。
これは各家によって、味がずいぶん違うようです。
我が家の元は信州ではないので、私自身は漬けないのですが^^;

口伝って、そこに魂が宿っている、そんなイメージです。

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Re: 屍―継承

ホセさん、価値観が平準化、共通してくるといつまでたっても大都市圏と地方の格差はなくならないのかもしれません。

Re: 屍―継承

森の生活さん、せっかく子供に伝承しても仕事をするため離れていく人も多いです。

Re: 屍―継承

★kaoringo★さん、もう少し分かりやすく表現できればいいんですけどm(__)m。
例えばファストフードの代表的な店。刺激の強いその味に慣れて基準になってしまうと、その土地土地の味を受け容れなくなる危険があります。
食べられなくなれば郷土料理も消えていきます。
そんなのも一例でしょうか?

用務を伝えるのに電話やメールは便利ですが、手紙には心を伝える強みがありそう。
合格通知も紙でもらうのとネットで確認するのではありがたみが違いますね。

Re: 屍―継承

かわずさん、そうです、郷土料理の話をすればもう少し分かりやすく伝えられたのかもしれません。継承失敗です(笑)
旅すると、旅先の特産や郷土料理を食べたくなる感覚は多くの人に分かってもらえると思いますが、その郷土料理がずっと継承されるかどうか分からない社会ですね。

Re: 屍―継承

鍵コメさん、コメントありがとうございます。
タイトルの屍は写真に付けたもので、屍の中から新たな命が芽吹く循環のシステムを込めています。
そこから発展した駄文は屍ではしっくりこないので継承と付け加えました。
情報があふれると一つのものへの思い入れが弱くなりがちです。

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