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「永遠平和のために」を読む1

kanto2

永遠平和のために」を読む1

第1章 国と国とが、どのようにして平和を生み出すのか。
その1 「将来の戦争を見こして結んだ平和条約は、平和条約ではない」

 表題は、平和条約のうち、将来の戦争を見越したのは平和条約ではないと読める一方、平和条約は将来の戦争を見越したものだとも読め、結論に迷う。
 本文の冒頭「なぜなら、それは単なる休戦にすぎず、敵対関係をひきのばしただけ」とあり、次の段落では「双方が戦いに疲れきっていて」とあるので、当たり前のことだが、戦争があって成立するのが平和条約ということになる。

 今日の状況として、平和条約という直訳例を見いだすことは困難に思うが、例えば、朝鮮戦争は1953年に停戦し、休戦協定を結んだ(ちなみに当事者は北朝鮮・中国と国連軍となっている)。つまり、今も戦時下にある状況だ。戦いで犠牲者が出る状況にないという意味で「平和」ではあるが、カントの言う「すべての敵意が終わった状態」としての平和ではない。

 最初の問いかけに結論はいまだ出ていないが、表題から学ぶべきこと、永遠平和の実現はいかに難しいかをまず知り、今ある「一見」平和を壊す要素は常に潜んでいるという現実を直視し、戦争の口実を探っている芽を摘み取る努力が少なくとも必要だということではなかろうか。

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素晴らしい。
停戦ってそういえばそうだなぁ。って思わせられました。
しかし、カントっていう哲学者がいるのですね。カント ん~マンダム(笑) すいません。

Re: 「永遠平和のために」を読む1

仮想敵国なるものをうみだして、危機感をあおる輩もいますね。自衛隊に旧軍の階級を持ち込もうとたくらんでいるのもいます。いたるところに戦争の芽があります。

Re: 「永遠平和のために」を読む1

ニンゲンもサバンナの動物たちと一緒で、同じ地球上で生活するにあたり、テリトリーを広げるために、また生き残るためには手段を選ばない弱肉強食の連鎖は避けられないんでしょうか
ただ動物たちは偉大な自然に逆らうことなく連鎖の輪を乱すことはないけど・・・
ニンゲンは知恵があるために自分の欲を満たすためだけに手段を選ばない方法で時には殺戮を繰り返す
でも本当は平和的に解決させる手段を得る知恵も兼ね備えているのにな・・・

Re: 「永遠平和のために」を読む1

平和を壊す要素は常に潜んでいて時が来るのを待っているような底知れぬ恐怖を感じます。それもすべて仕組まれているような。
私たちは世界各地で起きている内戦も含めた戦争のことをあまりにも知らない、というか知らされていない。
きっと一部のジャーナリストは真摯に伝える努力をしているのでしょうけれどそれは表面に出てこないのですね。

Re: 「永遠平和のために」を読む1

すけさん、ここに掲載したのは、一人でも多くの人にこの本を直接読んでほしいからです。
いくらかでも関心を持ったならぜひ手にとってください。

Re: 「永遠平和のために」を読む1

森の生活さん、力を持つと試したくなるのが、不必要な争いや暴力を生む根本原因のように思われます。

Re: 「永遠平和のために」を読む1

ミイさん、人間は生き物として必要なものを手に入れるだけのことで満足しなくなった特異な生き物です。
循環のなかにある生態系とは違う次元で殺し、殺されているのです。
しかし、考えようによっては知恵は人々を救ってもきました。
どのように作用するから将来を決めていきます。

Re: 「永遠平和のために」を読む1

まめゆりさん、近年(それよりも前からだと思いますが)、国内で起きている不条理、理解不能な殺傷事件で、よく聞かれるのは、加害者に対する周囲の印象(印象がないことも都市化で進んでいますが)で、そんなことをするような人に見えなかった、真面目な子だったなどと、事件との関係を結びつけられない内容のものです。
いかにもという人が起こすよりも猟奇的だったりします。

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