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「永遠平和のために」を読む3

kant4


硫化水素による自殺が多発していますね。
硫化水素を使うという以前にこれだけ自殺者が出ている日本の有り様は異常です。
カントの「永遠平和のために」で説く永遠平和は、今の日本にはそれだけでも当てはまらないような気がしてなりません。
「永遠平和のために」を読む3

第1章
その3 「常備軍はいずれ、いっさい廃止されるべきである」

 この項は日本人には分かりやすい主張ではないだろうか。日本国憲法を思い起こせばいいのだから。実態は賛否が分かれるところだが、憲法を草案した理念は、カントの言葉に通じ、本書の帯には~このちいさな本から「国連」や「憲法第9条」が生まれた~とある。

 核の抑止力と言うが、核兵器を誰かが持つとほかの誰かも持ち始める。仮定の話ではなく現実に存在する話である。一人が持たなければ誰も持たなくても済む。核を保有していなくても、軍を持たない国が今、どのぐらい存在するのか、ぼくは知らない。あるいは存在しないかもしれない。モナコ王国にはあるのだろうか?バチカン市国にはあるのだろうか?日本は、自衛隊と言っているが、諸外国は軍隊と認識していると思って間違いない。

 話をカントに戻して、常備軍は「たえず他国を戦争の脅威にさらしている」という。それは理解できるものだが、それ以上に印象に残ったのは人を殺したり「殺されたり」するための用に当てるのは「人間を単なる機械あるいは道具として他人(国家)の手にゆだねることであって、人格にもとづく人間性の権利と一致しない」というくだり。「お国のために」と言って戦死したり、死に至らずとも戦った人のそう思ったこと自体は否定せず、犠牲を悼むが、カントから見れば「お国のために」と言わせたことそのものが、個人個人の人格を否定していたということになろう。

テーマ : 紹介したい本
ジャンル : 本・雑誌

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Re: 「永遠平和のために」を読む3

永遠平和のためにを読んでみたくなりました。
探してみます。

こもれびさんの解釈にも拍手です。
シリーズ続けて読ませていただきます。

Re: 「永遠平和のために」を読む3

今何が悔しいかといえば「お国のために」死ねという教育を知らないままに受けていたということです。教えた大人を恨むというより、知らなかった自分が悔しいですね。命を大事にという基本的なことをもっとしっかりと教えるべきです。

Re: 「永遠平和のために」を読む3

yoshiさん、ぼくは欲しいと思ってから3カ月ぐらい後にやっと手に入りました。
本屋さんに注文するかネットで注文するほうが早いと思います。

Re: 「永遠平和のために」を読む3

森の生活さん、その悔しい思いを次世代の人に持たせてはなりません、
でも教育というのは恐ろしいもので、純粋であればあるほど惑わされます。

Re: 「永遠平和のために」を読む3

真実を隠して洗脳されてしまうこともある。教育は国を栄えさせもするし滅ぼしもするものなのですね。
植民地にしたいと思えば、先住民から言葉や文字を奪い、考える力を根絶やしにして、つまりは教育を奪ってしまおうという戦略も成り立ちますし。
人が人でなくなるのが戦争です。尊厳も希望も奪われて、自身の人間としての命題と矛盾することを押し付けられ、昔の人はどれほど苦しんで自分と折り合いをつけて戦地へ赴いた事でしょう。
戦争ほど愚かしいことはありません。
核のこと、日本が発するメッセージはもっと強く届いてほしい

Re: 「永遠平和のために」を読む3

北米、中米、南米の今の国々は、ほとんどが収奪の上に建国されたと言ってもいいのではないでしょうか?
先住民とわざわざ使わなくてはならない状況が、それを物語っていると思われます。
当人にしてみれば原住民じゃないと言われている感じです。
子供たちにどういう人間になってほしいかによって教育の方向性が定まっくるはず。
第一義は人間であって、国民としてではありません。

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