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流転~エンデの島1

ruten
すさんだ心 荒廃の社会
時が変える 人は変えられる
 「経済はじつは愛の領域なんだよ」
 帯にそう書かれた上の言葉と「エンデの島」(光文社文庫)というタイトルとに惹かれて、未読の作家高任和夫さんの小説を手にした。
 エンデとはミヒャエル・エンデのことで、ぺらぺらと立ち読みすると地域通貨のことも書かれていた。何よりヘッジ・ファンドをはじめとする新自由主義が引き起こした今日の世界的な金融危機から経済不況、雇用の崩壊とシンクロするにおいがしていた。
 拙いながらも「エンデの島」を紹介してみたい。論文ではないので起承転結も結論もない。関心を持って読んでくれる人が一人でもいたらと願って書くまでであるということをお断りしておきたい。
 ただ、その前に「エンデの島」にボクが漂着するまでに少し長くなるが、おつきあいいただきたい。

 エンデの名前を久しぶりに目にしたのは2カ月ほど前のことだった。元新聞記者の内橋克人さんの「新版悪魔のサイクル~ネオリベラリズムの循環」(文春文庫)が文庫化され、前述の経済社会情勢から読まずにいられなくなったのだった。
 そこで10年ぶりぐらいにエンデの名前を目にした。
 有名な「エンデの遺言」(NHK出版)に収録されているお金とマネーの違いが引用されている。
 「お金はパン屋でパンを買うお金」「モノを変換する媒体であること」「マネーは投機のために使われているもの」
 労働の対価はお金でありマネーではない。

 内藤さんは小泉政権が国民の支持を得ているときから、小泉―竹中ラインの構造改革に異を唱えていた一人。その概要と要点をこの1冊を読むことで理解できるだろう。
 彼の提案する社会は「私は今後の世界は、規制緩和(デレギュレーション)に対する再規制(リレギュレーション)によって、市場を市民社会的制御のもとにおいてゆくべき」社会だ。
 規制というと、厳しく不自由な社会と思えるが、彼の描く経済は実はヒューマンな経済という方向に一貫している。弱者、差別される側への温かな視線がある。

 現実にはこれまでの経済社会を一気に転換させることに抵抗感のある人は多いはず。それでもこんな社会が提唱されていることを、内藤さんの著書で知るだけは知ってもらいたい。

 長文になりそうなので、何回かに分けて掲載します。掲載が完結する前に、興味ある方には「エンデの島」や「新版悪魔のサイクル」を読んでもらえればとも思います。内橋さんのは単行本よりも文庫本のほうが今読むにはふさわしいと思われます。

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Re: 流転~エンデの島1

おはようございます。

読んでみたいと思いました。
本屋さんで探してみます。

小泉-竹中ラインの改革、僕も好きではありませんでしたし、今も好きではありません。
改革は必要だとは思いましたし、今も思ってるんですが・・・。

Re: 流転~エンデの島1

エンデとは・・・
ファンタジー作家のミヒャエル・エンデ。そして父が
シュールレアリスム画家のエドガー・エンデなのですね。
興味津々です!

Re: 流転~エンデの島1

otsuさん、もし未読だったら「エンデの遺言」か「新版悪魔のサイクル」のいずれかを先に読んだ方がすっと入ってくると思います。

Re: 流転~エンデの島1

ホセさん、父親も体制に抵抗した一人です。
正しいことは何かを恐れずに追求し、実践した親子と言えるでしょう。

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