スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

近所づきあい

kinjodukiai


昔は向かいと声を掛け合った
今じゃ声が届かないくらいの道幅
それどころか隣との付き合いも危うい


 25日(土)は日中、珍しく家にいることができ、ふと見たテレビがNHK「課外授業ようこそ先輩」。なぎら健壱さんが葛飾区の母校の小学校に来ていた。下町を愛すなぎらさん。自身が撮った下町の風景写真を見せていた。

 その後、子供たちに課した宿題は「残したいものを写真に撮ること」。カメラを持たせて一緒に郊外に飛び出した。そのときは写真を撮らせず、1人ひとりが残したいものを考えて撮ってくることになった。

 なぎらさんが授業で言っていたのを要約すると、カメラを持って歩くとそれまで意識なかった光景も意識し始めてきて、街の変化に気が付くようになり、変わってほしくないもの、残したいものが見えてくるというようなことだった。

 そのことはこの間エントリーした親子と通底するというか、なぎらさんにはぼくと同じ思いがあるんだなと感じた。何しろ、最初に今はなきサイトを始めたのも、今、ブログをいくつも運営しているのもそんな思いを持ってくれる人を1人でも増やして、大事なものが簡単に失われないような日本になってほしいと、心底思っているからだ。

 小学生が歩いたのは主に金町商店街だった。昔ながらの商店街は、東京や大阪といった大都市には案外残っているけど、地方都市は郊外型店舗にこてんぱんにやられて、シャッター通りが増えているのは周知の事実。趣のある路地は拡幅され、それに伴って都市計画は中高層建築物の立地が可能になり、街は徐々にではなく、一気に変貌させてしまっている。そんな変化を見るたびにぼくの思い出が消されているような悲しさと寂しさを禁じ得ない。

 そこで番組が終われば、自分の考えていたことの確認で終わっていたのだが、僕にとっては感動すべき小学生の答えが出てきて、こうして書こうと思う気にさせてくれた。小学生は商店街だったり、お店だったりと想像できる対象だけでなく、親族を挙げていたり、思い出の詰まったものを挙げていた。商店を切り盛りする実のおばあちゃん、おじいちゃんが町工場を閉めてからも処分しきれずにいたが処分を決めた旧式のプレス機械。

 小学生たちは風景が単なる風景、光景が見た目の光景にとどまらず、人に編み出されていることを本能的に感じ取っていたんだろうと思った。人の心だったり歩みだったり、人と人とや人と物と、人と時間とのつながりだったり。初めて訪れた街でもどこか懐かしかったり安らぐ街というものがあるもので、そこに共通するのは人肌や人情が感じられることなんだと経験から思っている。小学生も、そんな人情の良さに気が付いていたのだと受け取った。

にほんブログ村 写真ブログへ

テーマ : 街の風景
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

No Subject

都心でも昔ながらの路地が残っています。そこだけが時代に取り残されて・・・でもほっとする空間です。いつまでも残ってほしい空間です。

森の生活さんへ

電車やバスでの日常生活が主流なことも商店街がまだまだ元気な要因でしょうね。

No Subject

>なぎらさんが授業で・・・

大いにありますね、それって。
カメラと一緒に出歩くようになってからというもの、
周囲をよく見るようになった気がします。

人と人との繋がり。
昔ながらの風景と共に、いつまでも残していきたいものですね。

istさんへ

istさんもカメラを持つようになって変わられたのですね。
たしかに風景を見るようになりましたが、一方で撮ることに熱心なあまり自分の目で
しっかりと眺めることを忘れていないかと自制することがあります。
変わってほしくないもの、残してほしいもの、人の心持ち次第でかなり叶うと思います。

FC2カウンター

プロフィール

こもれび

Author:こもれび
自前のモノクロ写真たちです。お気軽にコメントください。TB、LINKも大歓迎。LINKされた折はご連絡を。
since 15,june 2006
応援お願いします。
にほんブログ村 写真ブログへ

他にもブログを運営しています。
こちらもよろしくお願いします。
ものろーぐ Photo
Open Sesame~珍景普及協会

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。